漂着物でアクセサリーを制作していると「これ作れるよね」「これ拾えるものなのにこんな値段で売ってるの?」「今度拾いに行こう」などなど、色々な意見を耳にします。
その度になんとなく凹んでいたのですが、それってすごく私個人の視点での考えだなと思い始めて、いろいろ考えていました。
そしてUMIUMIとしては、現段階はこういうスタンスでいこう!という結果が出ました。長くなりますが読んで頂けたら嬉しいです。
「拾えるね」とか「高いね」とか「作れるね」という言葉に凹んだり、危機感を覚えていました。シーグラスを拾う人が増えたらどうしよう。シーグラスでアクセサリーを作る人が増えたらどうしよう。
でも、きっと海に流れ着くシーグラスをいくら拾おうとも、私が生きてる間にゼロになることはないし、拾う人、作る人が増えれば私はもっと違うものを作れば良いだけでは。と思いました。
そう考えると、私がシーグラスでアクセサリーを作っているのを見て、シーグラスに興味を持ってもらったり、真似してアクセサリーを作ってみたり、そうすることで1つでも海からシーグラスが減れば、自然界にとっては良いことだなと思いました。
少しでも興味を持った方は海に行ってみてください。そしてシーグラスを探してみてください。
そして、作れると思った方はその拾ったシーグラスをアクセサリーにして身につけてください。それを周りの人にも広めてください。
そうすれば、少しずつでも海からシーグラスは減っていくし、いつかなくなる日がくると思います。
安心して海で遊べるし、海もきれいになります。
そうなったら、みんなが嬉しい!
海がきれいになって悲しむ人はいない!
視点をひろげて考えてみると、意外と簡単に答えは出ました。
「私」じゃなくもっと大きい視点で見ることが大切だな。と感じました。
イベント出店時、ブースに「今回のアクセサリーに使っているシーグラスはここで拾いましたボード」を置いています。
自分の身に着けるアクセサリーがどこに流れ着いたものかわかった方がより愛着を持っていただけるかなと思い2018年から置き始めました。2019年からは「from○○」と拾った場所を台紙に書く様にしています。
それを見て、今度その場所に拾いに行ってみようとか、そんな所まで拾いに行ってすごいね~とか、お客様といろいろお話しすることもできるので楽しいです。
少しでも熱意や、意気込みが伝わればと思い書きました。
長々と書きましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。
これからも、制作し続けていきます。